実務雑感vol.12～成年後見

2021年3月27日

後見監督人就任は人間力アップの試金石か！？

私は後見人だけでなく、 後見監督人といって、

親族が後見人になった際に 家庭裁判所との間に入って

後見人を指導監督する立場になることも実は多いです。

この後見監督人、 後見人よりも報酬が低いことや

ある意味嫌われ役でもあるため、

お声がかかっても絶対に受けない、という専門職もいます。

私は何でもチャレンジするタイプなので 困難案件であっても、

今まで当事務所ならできる、 と判断した案件については

就任をお受けしてきました。

なかには親族後見人として適任ではないがために

（家庭裁判所はそのことを選任時に見破れない時もあります）

後見人に代わって 後見人に近い仕事をしなければならないことも

ありました。

親族後見人と全く話がかみ合わない、

信頼関係を築けない、

指導してもなかなか言うことを聞いてもらえない・・・

今まで何度もめげそうになったことがありました。

しかし、必ず道は開ける！ そう信じて前向きに業務を行います。

月日は流れ、 スタッフの頑張りもあり

いつの間にか事態は好転していきます。

もしかして人間力もアップしているかも！

そんな不思議な感覚が芽生えはじめました。

成年後見を業務にしている限り、

そして精神力が続く限り

後見監督人の引受は続くような気がしています。

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