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遺言作成の心構え

2011年11月26日

政府税制調査会(首相の諮問機関)は、消費増税と社会保障の一体改革にあわせ、収入や資産の多い人を対象として、所得税や相続税を増税する検討に入りました。2013年度以降の実施をめざしているようですが、以前から巷間ささやかれてきた「相続税の増税」が少しずつ現実味を帯びてきたようです。

遺言を遺す者からすれば、どんな遺言を書くと誰にどのくらいの相続税がかかるのかは比較的興味のあることかもしれません。

また、残された相続人からすれば、自分はいくら相続税を支払わなければならないのか、心配になるかもしれません。

いま、相続税制が変化する過渡期にあるため、一体自分にかかわる相続税は増税前なのか、後なのか、遺言を遺す者からも、相続人からも気になるところです。

ただ、ここで一つ言いたいことがあります。

どんな財産を誰にどのくらい相続してもらいたいか、相続税のことはまず置いておいて、遺言を書く者がその意思をはっきりさせることが重要であると思うのです。

もめないために遺言を書きましょうという人がいますが、特に遺留分がある相続人がいる場合は、遺言を書いてももめる時はもめるし、遺言を書いたことでかえって逆効果になる場合もあるものです。

相続税のことを最初に気にしていては遺言は書けません。えいや!と自分の思う通りに一度文案を考えてみてはいかがでしょうか?なぜその内容になるのか、説明が必要なら、「付言事項」として最後に付け加えておきましょう。

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