不動産売却前の売主さまの本人確認が増えています

2015年3月18日

皆さま、こんにちは。

代表の司法書士　國松偉公子でございます。

ずいぶん春らしく、暖かくなってきました。

 

さて、最近非常に多いのが、不動産売却の前に所有者（売主）の方にお会いして

ご本人確認、意思確認を求められるケースです。

直接代表の私をはじめ、登録司法書士が確認させていただいています。

 

当事務所では「本人確認マニュアル」というものを独自に作成し、運用しています。

なんとなくＯＫ、というのでは、あとで何かあった時に示しがつかない、

ということもあり、細かく基準を設けています。

 

不動産仲介会社さまや買主である不動産会社さまからご依頼いただくことが多く、

特に、当事務所は成年後見に強いということで、当事務所をご指名いただき、

わざわざ遠方の売主さまのご自宅へ出向いたり、不動産会社さまの事務所でお会い

します。

判断能力に不安がある売主さまの場合、本当にこの取引を進めていいのか、

進めた場合どんなリスクがあるのか、逆に進めなかった場合のリスクは・・・

など、さまざまな角度から検討して、最終判断を行います。

後見・保佐・補助に該当すると考えられる場合は、家庭裁判所への申立も

サポートさせていただいています。

売主さま、不動産会社さま、買主さま、司法書士、すべてが納得できる形に

ならないこともありますが、不動産取引において必要な、人・物、意思の確認の

３つともそろわなければ取引は成立しません。

何事も基本に立ち返ることが肝要、と自らに言い聞かせて

スタッフ一同、業務に励んでいく所存です。